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2011-05-17 15:00

その他

「iPad」をレジ端末に

企業
株式会社ECナビベンチャーズは、2011年5月10日、「iPad」向けPOSレジシステムアプリ『Ubiregi(ユビレジ)』を開発・提供する株式会社ユビレジに出資したことを発表した。

『Ubiregi(ユビレジ)』とは、「iPad」を活用し、低コストでPOSシステムを構築し、「iPad」をPOS機能付レジスターとして利用可能とするアプリのこと。

“レジ会計入力”や“客層入力”などの基本的なレジ機能に加えて、入力されたデータの自動集計や日時・商品別の売上分析、無線を使ったレシート印刷なども可能となっており、小売店での利用以外にもイベントやフリーマーケットなど、広範な活用が想定されている。

POS(Point Of Sales)システムとは、「販売時点管理」とも呼ばれる、店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結果を在庫管理やマーケティング材料として用いるシステムのこと。

株式会社ECナビベンチャーズとは、株式会社ECナビが2011年3月25日に100%出資、設立した企業のこと。日本およびアジア地域において、有望なベンチャー企業を発掘し、資本関係だけではなく、事業計画の立て方や組織の活性化、安定したシステム構築など、これまで培った経営ノウハウや技術の支援、またオフィスを含めた事業環境などの提供を行っている。

POSの負の側面として、設定によっては、現場の「空気」が見えにくくなる点がある。コンビニなどの発展には、多大な寄与がされたシステムだが、コンビニ以外にも、スーパーやファーストフードなど、小型店舗による従来からの「空白」地域への出店戦略が激化している現在、より詳細な現場データを収集可能とするツールとして、『iPad』が期待し得る対象に選択されたということになるのだろう。

ただ、「iPad」に限らず、モバイル機器におけるセキュリティ基準は、いまだ確立されていないことから、扱うデータの保全性・機密性に、より一層の注意が必要となるだろう。

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