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2011-11-30 14:00

その他

米アップル、世界一のPCメーカーに!

iPad
iPadがパソコン業界を変えた!
調査会社カナリスの発表によると、米アップルは2012年半ばにも、米ヒューレット・パッカード(HP)を超え、世界一のパソコンメーカーになる見通しだという。

その要因はタブレット端末、特にiPadのすさまじい普及だ。
2011年のタブレットPC販売台数は5900万台に達すると予想される。パソコン市場でのシェアを昨年の9%から今年は15%に伸ばすという見通しだ。

アップルは2011年第3四半期に世界パソコン市場でシェア第2位に上昇。「タブレット端末、特にiPadは昨年、パソコン業界を根本的に変えた」のである。

一方のヒューレット・パッカードは、以前はタブレットPC市場に参入していたが、今年8月にタッチパッド(TouchPad)の販売低迷を受けてタブレットPCの生産をやめると決めた。
しかしHPの業績は芳しくない。10月末で終了した第4四半期には、純利益が91%減、売上高も3%減少した。


この先もiPad人気が続くのか?
この先もアップルの独走かと思いきや、業界アナリストらの見解は違うようだ。

タブレット端末をパソコンのカテゴリーに入れることで、アマゾンやバーンズ・アンド・ノーブルも、それぞれキンドル・ファイア(Kindle Fire)、ヌック・タブレット(Nook Tablet)によって「パソコンメーカー」となり得るのである。

CNNによると、キンドル・ファイアは今年中に最大500万台の販売が見込まれている。またヌック・タブレットも同程度の販売台数が期待されている。
その理由の一つは価格だろう。キンドル・ファイアは199ドル、ヌック・タブレットは249ドル。アップルのiPadが500ドルから830ドルと比べるとかなり安価なのだ。

アップル以外のタブレット端末を購入した消費者の76%が、iPad購入を考慮もしなかったという調査結果もある。
大部分の消費者がiPadの代替品を求めており、市場の残りのものにもビジネスチャンスがあることが示されている。先々は安価な代替品に勝ち目があると言えるだろう。


外部リンク

アップル
調査会社カナリス(Canalys)
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