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2016-05-13 11:30

その他

「定額制音楽配信サービスの利用実態」を調査。最も利用率・利用頻度が高かったのは?

音楽配信
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、「定額制音楽配信サービスの利用実態」に関する調査を実施。主要5サービス(AWA、LINE MUSIC、Apple Music、Google Play Music、Prime Music)におけるユーザーの、利用率や聴取時間などといった音楽聴取の実態を調査した。

利用率1位はApple Music、利用頻度・聴取時間1位はAWA
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調査の対象となったのは、現在定額制音楽配信サービスを利用している20~40代の男女500名。
有料で利用中の定額制音楽配信サービスのうち、メインで利用している率がもっとも高かったのは「Apple Music」(40%)で、それ以降の利用率はほぼ横並びという結果に。
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音楽の聴取頻度については、自宅・外出先ともに「毎日」と答えた人が半数程度、週に1回以上が大半を占めた。
また1日あたりの平均音楽聴取時間が最も長かったサービスは「AWA」で、平均約3時間と他に大差をつける結果となった。

最も良かった点は「新しい(知らなかった)音楽との出会い」
続いて、定額制音楽配信サービスを利用し始めてからの変化と、良かった・メリットに感じる点を調査。
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もっとも多かったのは「これまで知らなかった音楽を知ることができる(できた)」(62%)という意見で、「聴きたいときにすぐに聴きたい音楽を聴くことができる(聴きたい曲が手元にないというストレスがない)」(52%)や、「(曲あたりの)価格を気にせず好きなだけ音楽を聴くことができる」(42%)などの意見を引き離した。

音楽を“シェア”するSNS的な楽しみ方も
デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ氏によると、今まで日本ではメジャーでなかった定額制音楽配信サービスにこれだけ注目が集まった理由は、大きく2つ。
ひとつはスマートフォンを利用しているユーザーのニーズにあったサービスだということ。もうひとつは動画の定額制サービスなどの浸透によって「定額制」というお金の使い方への理解に対するハードルが低くなったことが挙げられる。
前者は例えばAWAのプレイリストのシェアや、LINE MUSICのプロフィールへの音楽埋め込みなど、音楽を“シェア”するSNS的な楽しみ方が今のユーザーの気持ちに合致していたことも考えられるという。

今後は音楽業界全体が定額制音楽配信サービスに注力することで、ライブなどほかの音楽ジャンルとの掛け合わせなども可能になり、音楽市場のさらなる活性化も期待できるという。

【参考】
※2016年「定額制音楽配信サービスの利用実態」に関するレポート
http://www.trendsoken.com/report/entertainment/2254/
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