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2021-07-08 11:00

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新しい生活様式に必要なアイケアとは?「気づいて!涙液トラブル啓発委員会」プレスカンファレンス開催

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外出自粛やテレワークによって動画の視聴が増え、目を酷使する機会が増えるなか、昨年発足した「気づいて!涙液トラブル啓発委員会」supported by 参天製薬が、「なみだの日」を控える6月29日(火)に新しい生活様式における調査結果などを発表。
眼科医がアイケアについて解説を行う、プレスカンファレンスがYouTube配信にて開催されました。

コロナ禍で増えている涙液トラブルとは?
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東邦大学医療センター大森病院 眼科の堀裕一先生は、「コロナ禍でステイホームや在宅勤務などの新しい生活様式が浸透し、動画コンテンツの視聴が増えていることで目の負担も増えている」とコメント。
コロナ禍が収束しても動画を視聴する傾向は続くと考えられ、目とデジタルデバイスとの新しい付き合い方を考えることが重要で、そのなかで大切な役割を担うのが「涙」だといいます。

涙は悲しい時だけではなく、基礎分泌として四六時中出ており、目の表面の角膜を覆うように保護する役割等を担っています。
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しかし、涙に不具合が生じると、しょぼしょぼ・かすむなど目に様々な不快症状を引き起こす「涙液トラブル」が発生してしまいます。

涙で覆われない部分が出てきて角膜が露出してしまい、目の乾燥などが起こり、症状が進むとドライアイや視力の低下などを引き起こしてしまうそうです。

目に不調を感じてもケアしない人が多い?手軽にできるアイケアのすすめ
2021年の緊急事態宣言中、コロナの感染拡大に伴う動画視聴増加などの生活変化が目にどのような影響を与えているのか、15歳〜69歳までの男女1,200人を対象にWEB調査が行われました。
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ケイシン五反田アイクリニック 内野美樹先生によると、調査の結果「コロナで増えた時間の過ごし方」の2位に“テレビ・スマホで動画をみる”が入っており、平日・休日に関わらず1日約7時間半デバイスに接していることが明らかになったそう。

さらに動画視聴による体の不調として、目に不調を感じる人が過半数に上る反面、その内の4人に1人は目にケアを全くしない人がいることも判明。
「不調の症状が軽いから」「ケアのやり方がよくわからない」という方が多いという現状が浮き彫りになりました。

内野先生は手軽にできるアイケアとして、乾きを防ぐ・目を温める・目薬を使う・まばたきを増やす・まつげシャンプーをする、また睡眠・運動・リラックスや深呼吸などの生活習慣に気を付けることなどを提案しています。
食事(オメガ3の摂取)やサプリなどの内側からのケアも有効だそうです。

スポーツ観戦時&スポーツ時にも「涙液トラブル」に注意!
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「スポーツ観戦時にも涙液トラブルに注意が必要」と警鐘を鳴らすのは、順天堂大学医学部附属順天堂医院 眼科 猪俣武範先生。
特にスマートフォンやタブレットなどでみる場合、小さい画面は目のピント調整が普段より活発に行われるため、目の負担が大きくなるそう。

動くものを注視することでまばたき回数が減り、涙液トラブルを引き起こす可能性が高くなるのだとか。
視聴時間を決め、目を時々休ませて、定期的に点眼薬をさすなどの適切なアイケアの継続が大事だそうです。

情報の9割が目から入ってくると言われるくらい、目はとても大事な器官。少しでも異変を感じたら、点眼など早めのケアが何より重要だということです。
心当たりのある方は、手軽にできるアイケアをぜひ試してみてください。
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