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2022-12-02 19:30

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筋肉の健康にも寄与することが明らかに!「GABA」成分の最新情報を公開

ウーマンNS
機能性表示食品として、目にすることが多くなった成分「GABA」。具体的にどのような機能があるのか、説明できる人は少ないのではないでしょうか。

そんなGABA成分を用いた商品開発に取り組んでいる江崎グリコ株式会社と株式会社ファーマフーズが、GABA成分(γ-アミノ酪酸)に関する最新情報を共有するメディアセミナーを開催しました。

機能性表示食品登録件数No.1成分「GABA」の機能とは?
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GABAとはγ-アミノ酪酸の略称で、天然に存在するアミノ酸の一種。人の体内では中枢神経系において抑制系の神経伝達物質として、重要な働きを担っています。

野菜や果物といった天然素材にも含まれており、中でもカカオ豆のGABA含有量はトップクラス。
江崎グリコは「チョコレートを食べるとほっとする」という体感に注目し、GABA成分の研究をスタートさせたそうです。

GABA成分を摂取することでリラックス状態を示す脳波(α波)が増加したり、計算課題や高所が苦手な人が吊り橋を渡る際のストレスを軽減したりできるそう。

また、深い眠りやすっきりとした目覚めに導くなど、睡眠の質の改善や、高血圧の低下、肌弾力の改善、加齢により低下する認知機能を維持する効果なども期待できるということです。

新たに機能性表示として登録!GABAが筋肉量維持に貢献
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さらにGABA成分に期待できるという「筋肉量維持」について、最新の研究結果が発表されました。

運動習慣がない26〜48歳の健常な男性26名を対象に、ホエイプロテインとGABAを摂取後、軽めの運動をしてもらい、筋力量が増加するかどうかを調査。その結果、筋力量が有意に増加することがわかったそう。

また、53〜63歳の健常な中高年女性21名にGABAを摂取してもらい、日常生活を送ってもらったところ、筋肉量の増加や維持が認められたそうです。
このことからGABAは運動時のみならず、日常生活においても摂取することで筋肉の健康に寄与する機能を持つ成分であるとわかりました。

睡眠障害の改善効果も期待できるGABA成分
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脳科学(ストレス、認知症) の専門家であり、睡眠に関する著書もある東京大学 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 酒谷薫さんからは、GABA成分と睡眠の関係についての解説が行われました。

人間は長期間強いストレス反応が続くと、睡眠障害など心身の障害を引き起こしてしまうのだそう。
睡眠障害はただ単に寝つけないことだけではなく、夜中や早朝に目が覚めてしまったり、ぐっすり眠った気がしないなどのパターンがあり、認知症のリスクを高めてしまうこともわかってきているそうです。

そこで催眠・鎮静作用のあるGABAの摂取により、睡眠に対する効果があるかどうかを調べたところ、以下のような結果が得られたといいます。

・寝つきが良くなる
・深い眠りであるノンレム睡眠時間の増加
・起床時の気分(すっきりとした目覚め)が有意に改善

このように、様々な機能性があることから「ミラクルアミノ酸」とも呼ばれるGABA。
ストレスの軽減や睡眠の改善など現代人が抱える悩みに寄り添ってくれる成分ですので、ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【参考】
※江崎グリコ「GABA」
https://cp.glico.com/gaba/
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