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2010-09-06 09:00

その他

iPhone を作る中国の工場で自殺防止の集会

富士康集団

ヒットの陰に苦労あり
iPhoneはアップル社のヒット商品ですが、それを作る中国の工場で自殺が相次いでいます。

アップルはiPhoneの製造を台湾の富士康集団(Foxconn)に委託し、富士康は中国南部の深センに建設した工場で、iPhoneを組み立てています。

賃金は安いのに、細かい作業を長時間しなければならないので、ストレスが溜まるようです。ですが、富士康の中国工場では92万人も働き、元々自殺の多い国なので、苛酷な労働だけが原因とは言えません。

賃金引き上げ
5月末までに10人が自ら命を絶ったので、富士康は6月上旬従業員の給料を3割引き上げ、残業を減らしました。またカウンセラーを雇い、8月20日には自殺防止のための集会を開きました。

富士康はソニーやデルの製造も請け負っているので、他社も労働条件の改善を求めていました。対策が功を奏したのか自殺は減りましたが、8月上旬にも一人飛び降り自殺をしたそうです。

中国人の労働状況について日本人ができることはあまりありませんが、せめて中国の人達が一生懸命作ってくれたiPhoneを大切に使いたいものです。


外部リンク

富士康集団(Foxconn)
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