WomanSmartLife(ウーマンスマートライフ)

「DMM.com」の社内文化には、こんな言葉があるそうです。

「たくさんの失敗よりも、チャレンジしないことの方が怖い。」

このような、新しくて面白いことに取り組みやすい文化が根付いているからこそ、日本の企業としては珍しいくらいに、新規事業の展開スピードが速いことで知られています。

そこで今回は、「DMM.com」内でも特に勢いのある事業サービスを手がける主要人物をご紹介しながら、さらに詳しい社内文化について見ていこうと思います！
【オンラインゲーム事業】「うちの会社では事業を立ち上げるのに、ややこしい事業計画書なんか要らないんです。」
そう語るのは、オンラインゲーム事業の総責任者を務める「片岸氏」。

「DMM.com」の創業初期から新規事業に関わっている片岸氏は、入社早々に20人ほどのアルバイトを率いるポジションに立つという、リーダー気質溢れる人物です。
大きな仕事を任されるプレッシャーを抱えながら、どんな仕事も工夫を重ねて効率化し、余った時間で新しいことをやっていたと言います。

そんな彼が、少しずつSNSゲームがメジャーになり始めた時期に、「ここだ！」と決意したのがオンラインゲーム事業だったそうです。
この判断に、会社もすぐに「GO」サインを出すのが「DMM.com」の特徴的なところ。
基本的に、面白いアイデアで市場に可能性があればOKという社風が、優秀な人材を生み、強力なコンテンツを展開できる「きっかけ」になっているようです。

2011年にスタートしたオンラインゲーム事業は、わずか2年で飛躍的に急成長を遂げ、今では「DMM.com」に無くてはならない主要コンテンツとなっています。

【英会話事業】「正直、その決断の早さに驚きましたね。」
と、当時の様子を語るのはオンライン英会話事業責任者の「上澤氏」。

「DMM.com」に入社する前は、台湾で現地企業と日本企業のジョイントベンチャーの経営をしていたという経歴の持ち主。
ところが、ふとしたきっかけで「DMM.com」の会長に、上澤氏が構想していた「オンライン英会話事業」のプレゼンをしたところ、すぐに事業責任者として任命するという異色のエピソードがあります。

フィリピン現地で、拠点も人脈も無いところからスタートし、現場監督さながらに拠点建設を自らマネージメントしたり、人材の面談をこなしながら格安の「オンライン英会話サービス」を立ちあげました。
そんな多忙な状況にも関わらず、徹底した講師の「質」にこだわり、高品質な英語授業がオンラインで受けられる基盤を築いたのはスゴイところ。

今では、類似の英会話サービスを抑えて、ユーザー満足度1位を獲得したり、世界60ヶ国の外交人講師を確保するまでに至っています。
【3Dプリント事業】「おもしろい、ワクワクすることを真剣にやりたかったから。」
と、転職した頃の想いを語るのは、未来の「モノづくり」を担う3Dプリント事業を担当する「岡本氏」。

20年勤めた大手IT企業に、役員という地位まで捨てて「DMM.com」へ転職したのは、次々と面白い事業を展開する挑戦的な社風と、3Dプリント事業に可能性を感じたからだと言います。

最新設備の3Dプリント技術を活かして、ネットから誰でも3Dデータをアップロードして利用できるようにしたり、専門学校やゲーム会社などへ営業をして、継続的かつ気軽に利用できる施策に取り組んでいます。
また、3Dプリンタの「品質」を高めるため、プリント作業の確認から研磨・染色といった作業を専門スタッフが徹底しているというこだわりぶり。

事業の方向性やアプローチ方法など、岡本氏が構想している通りに進むことができる社風は、さながら「起業」をしている感覚に近いそうです。

「DMM.com」では、今回ご紹介した以外にも、通販・レンタル・ソーラーパネル・モバイルなど、積極的に「新しいこと」にチャレンジしているのが、ずっと右肩上がりの成長率を遂げている秘密なのかもしれません。

今回ご紹介した3人も、新しいことに自ら挑戦していく思考は共通していると言えるでしょう。

新しいことを作り出す「力」、作りたいという「気持ち」、何にでも目を向ける「好奇心」を持っている人には最高の仕事環境なのではないでしょうか。

＜参考＞
株式会社DMM.com｜リクルートページ
http://recruit.dmm.com/