• TOP
  • >
  • フード
  • >
  • 生トマトの約4倍!リコピンの吸収率を高める美味しい調理法とは?
2018-05-15 17:00

フード

生トマトの約4倍!リコピンの吸収率を高める美味しい調理法とは?

ウーマンNS


美味しく彩りも良い野菜「トマト」は、栄養が豊富なことでも有名です。中でも、赤い色素である「リコピン」は抗酸化作用が高く、健康や美容が気になる女性にとってはお馴染みの成分ですよね。

そのリコピンですが、このたび名古屋大学とカゴメの最新研究により、吸収率が大幅にアップする調理法が明らかとなりました。



「トランス体」よりも「シス体」のリコピンのほうが吸収率が高い!

リコピンの構造には大きくわけて「トランス体」と「シス体」の2種類があります。

これまでの研究で、リコピンは「トランス体」よりも「シス体」のほうが吸収率が高いことがわかっています。リコピンが体内に吸収されやすくなることで、より一層の健康効果が期待できるのです。

ところが、市販されているトマトに含まれるリコピンの多くは「トランス体」。つまり、そのままでは「シス体」よりも体内吸収性が低いということになります。



生トマトに「にんにく・玉ねぎ」を入れて「油で加熱」すると「シス体」になる!



ウーマンNS
今回の研究によると、生トマトは「にんにく・玉ねぎ」を入れて、「油で加熱調理」をすることにより、「トランス体」のリコピンが「シス体」へと変化(=「シス化」)することが新たに判明しました。

リコピンには、美白やダイエット、老化の遅延など、さまざまな健康効果があることが各機関の研究でわかっていますが、リコピンの「シス化」が促され、リコピンの体内吸収性がアップすることは、そのまま健康効果アップにもつながると考えられます。



トマトソースの「シス体」は生トマトの約4倍!


ウーマンNS
「トマト」と「にんにく・玉ねぎ」を、「油と一緒に加熱調理をする」メニューとしては、トマトソースを使った料理が代表的です。

実際に、にんにく・玉ねぎが入ったトマトソースは、生のトマトと比べて、「シス体」のリコピンの比率がおよそ4倍になることが実証されています。

そんな健康効果が高いトマトソースと、夏野菜を使ったレシピをご紹介しましょう。


【彩り野菜と鶏肉のトマト煮】

■材料(4人分)

カゴメ基本のトマトソース(295g)・・・1缶

鶏もも肉・・・350~400g

玉ねぎ・・・1/2個

黄パプリカ・・・1/4個

赤パプリカ・・・1/4個

ズッキーニ・・・1本

塩・・・小さじ1/3

黒こしょう・・・少々

オリーブ油・・・大さじ1



■作り方

1. 鶏肉は一口に切り、塩・こしょうをふる。玉ねぎは2cm角、パプリカは2~3cmの乱切り、ズッキーニは1cm幅の半月切りにする。

2. フライパンにオリーブ油を熱し、鶏肉を両面炒め、野菜を加えて、さっと炒め合わせる。

3. 基本のトマトソースを加え、フタをして約5分煮込む。(材料に火が通っているかを確認し、加熱時間を調整してください)

4. 塩・こしょうで味をととのえる。



こうした煮込み料理以外にも、トマトソースを使った料理は他にもたくさんあります。

カゴメのホームページでは、トマトソースを使ったさまざまなレシピが公開されていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。



【参考】

※カゴメ ホームページ

http://www.kagome.co.jp/


※カゴメ基本のトマトソース

http://www.kagome.co.jp/tomatosauce/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook