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2023-02-13 18:00

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コロナ禍で高まる「フレイル予防」の重要性、40歳以上の53.4%が「フレイル」「プレフレイル」のリスクを抱えていることが明らかに

フレイル
新田ゼラチン株式会社は、同社による『フレイルFREE Project』の始動に合わせて、全国40歳以上の男女600人に「プレフレイル実態調査」を行いました。

健康と要介護状態の中間である 「フレイル」
「フレイル」とは、日本老年医学会が2014年に使用したことで広まった言葉で、英語の「Frailty(虚弱)」を語源としています。

健康な状態から要介護状態に陥るまでの中間的な段階を表し、運動機能や認知機能等が低下し、生活に支障が出ていますが、適切な支援によって生活能力の維持向上が可能な状態のことを指します。

つまり、適切な治療や予防を行うことで要介護状態に陥ることを防げる段階の症状なのです。

「フレイル」認知度は、わずか11.0%
■「フレイル(フレイルティ)」認知度(単一回答)全体(n=600)
フレイル
そんな「フレイル(フレイルティ)」について質問したところ、「知っている」と回答した人は11.0%、「聞いたことがあるが意味は知らない」が18.5%、「知らない」が70.5%で、40歳以上の「フレイル」認知度は約1割にとどまることが分かりました。

■改定日本版フレイル診断(自己申告)年代別(単一回答)
※スクリーニング調査/ウェイトバック集計後
フレイル
一方で、「改訂日本版フレイル診断」に基づいて自覚症状を問う質問では、対象となる40歳以上の人のうち、9.6%と約1割が「フレイル」、43.8%と4割以上が「プレフレイル」の基準に該当し、合わせて53.4%が「フレイル」または「プレフレイル」に該当するという結果になりました。

年代別では、「フレイル」の自覚症状が最も多いのは40代(13.1%)で1割以上となりました。「プレフレイル」は50代(51.1%)で最も多く、50代では61.4%と6割以上が「フレイル」「プレフレイル」に該当しています。

自己申告による結果になりますが、40代、50代でも「フレイル」「プレフレイル」にあてはまるリスクがあることがうかがえます。

約5割が「コロナ前より、食事の栄養や内容に気を遣うようになった
「フレイル」の予防・改善には食事や運動が有効ですが、コロナ禍の生活変化で健康意識が高まる中、栄養や内容を考えて食事を取るようになったという人も増えているようです。

■3年前(コロナ前)より、食事の栄養や内容に気を遣うようになった(単一回答)全体(n=600)
フレイル
「コロナ前より食事の栄養や内容に気を遣うようになった」人は49.8%(「とてもそう思う」「まあそう思う」の合計)で、約半数となりました。

では、食事の内容はどうでしょうか。
今の食生活で「十分に栄養を取れている」と考える人は約6割、「十分にタンパク質を取れている」と考える人は5割以上となり、過半数の人は今現在の食生活での栄養状態が良好であると考えています。

1日のタンパク質摂取量、成人女性ならゆでたまご9個分
ところが実際には、タンパク質が十分に摂取できていないというデータも出ています。

成人男性/女性の1日のタンパク質摂取量として推奨されているのは、男性は65~60g、女性50gです。
これをゆでたまご(50g)1個に含まれるタンパク質量(6.25g 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂))で換算すると、男性は(60gの場合)「ゆでたまご9個分」、女性は「ゆでたまご8個分」になります。
フレイル
一方で、「今の生活で十分にタンパク質が取れていると思う」と回答した人に、自分自身にとってのタンパク質の必要量をどのくらいだと認識しているかを尋ねたところ、上記の目安を回答できた人は男女ともに20%以下という結果に。

「タンパク質は足りている」と認識していても、実際には十分に摂取できていない可能性が高いことが考えられます。

コラーゲンは「フレイル」対策としても有効
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同調査では、「コラーゲンは、皮膚や骨、血管に存在しており、人間の体内で一番多いタンパク質である」ことを知っている人は約3割。
「コラーゲンは『フレイル』対策としても有効である」という認識がある人も約1割にとどまりました。

フレイル予防になるタンパク質やコラーゲン。食事やサプリメントから上手に摂取して、いつまでも若々しく元気に過ごしたいですね。
フレイル対策について教えてくれるコンテンツ『フレイルFREE Project』もきっと役立つはず。ヨガの動画やマンガなど内容もりだくさんです。ぜひチェックしてみて。

【参考】
※『フレイルFREE Project』公式サイト
https://frailfree.nitta-gelatin.co.jp/
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