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2010-05-16 14:00
その他
iPhoneで「おサイフケータイアプリ」を開発!?

VISAクレジットカード機能がついた特殊なiPhoneケース!
日本ではすでに当たり前のように普及しているおサイフケータイ。しかし、海外では「おサイフケータイ」と呼べるようなものは、ほとんど普及していない。むしろ日本が最先端なだけと言える。もっともおサイフケータイという名前は、DoCoMoの登録商標で、携帯電話にFeliCaを用いた電子マネー機能などを搭載したものである。つまり、FeliCaそのものが一部の海外地域でしか流通していない。日本にいると、日本の携帯電話が最先端技術を駆使して作られていることに気付かないことが多い。
だが、Visaが、その日本の技術に匹敵するiPhoneアプリを開発しているという海外ニュースが流れた。それがVISAクレジットカード機能がついた特殊なiPhoneケース(Visa pay Wave)と専用アプリの開発である。
*FeliCa(フェリカ)とは、ソニーが開発した非接触方式ICカード。このICカードが日本の様々な場所で使用されている。
Visa pay Wave
特殊なiPhoneケース(Visa pay Wave)にはメモリーカードに支払い用のアプリが組み込まれており、レジの端末などで、その携帯ケースがついたiPhoneをかざすだけで支払いができる。
つまり、クレジットカードやSuicaなどと使い方は同じである。iPhone 3Gでも3DSでもどちらでも対応して、パスワード保護や高度なセキュリティ技術を駆使したものとなるようだ。
開発しているのは、Visa Inc. and Device Fidelityt。
すでにVisaは日本やマレーシアなどで似たような技術を公表しているという。昨年に、Visaは、モバイル機器の上にVisa pay Waveを提供するために、ノキアとMaybank(マレーシアの主要な金融機関)と協力したと記事にはある。
マレーシアのことはわからないが、日本のことは少しはわかる。これはクレジット決済端末「JET-S端末シリーズ」のことだろう。
CARDNETのJET-S端末シリーズは、クレジットカード・デビットカード決済の他、接触・非接触ICカード決済にも対応。加盟店様の業態ニーズに合わせた機器をご用意しております。

クレジットカードを利用した似たような技術というのが、すでに日本では当たり前のようにあるわけだ。
気になるセキュリティ技術
こうなってくるとiPhoneを落としたり盗まれたとき困るわけだが、記事には、日本の携帯のように、電話1本で口座を停止するように、連絡すればいいとある。
Point of view
このニュースを読んだとき、かなりの衝撃を受けた。明らかに日本の携帯市場のトップにいるDoCoMoへの脅威となりうるかもしれないからだ。DoCoMoの最新の携帯技術が、決してそれだけではないとしても、iPhoneに乗り換えるきっかけを与えることになる。さらに言えば、iPhoneでもそうしたアプリが開発可能ならば、DoCoMoに搭載されているようなアプリがiPhoneにこれから出てくる可能性は大いにあるといえよう。
今後のモバイル携帯市場シェア争いはますます過熱化していくだろう。実際、DoCoMoはまたしても、ソフトバンクにiPadの独占を許す形となった。このクレジットカード機能がついた特殊なケースが市場に出回ったときの影響は計り知れない。
しかし、この機能は別にiPhoneに限った話ではない。メモリーカードのスロットがある大多数のスマートフォンなら、メモリーカードのスロットを書き替えることで利用出来ると記事にある。
またこうした便利な機能が世界中に広まることで、現金を持ち歩かないで、旅行することができるようになったりするわけだ。それは泥棒対策にもなるし、何より、大金を持ち歩かないで済むというのは気楽であろう。
だが、まだまだ海外で普及するには障壁も多いのも事実。日本にいるとつい忘れがちにはなるのだが。さて、気になる登場時期だが、別の海外記事では「夏」と書いてある。この予想が当たるかはまだわからないが、期待して待つことにしよう。
外部リンク
詳細ページ
日本カードネットワーク
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